バドミントン発祥の地は?
バドミントンはどこで生まれたスポーツでしょうか?
ご存知の方も多いと思います。
イギリス発祥のスポーツですね。
イギリスのグロスタシャーという州にbadmintonという村があります。
イギリスにはサウサンプトンやパディントン、ブライトンなど語尾に「トン」が付く地名がありますね。う
トンには平原とか、村、集落、の意味合いがあるそうです。
tonはその後、町(town)の由来となりました。
今回はそのバドミントン発祥の地でのコーチング経験からのお話です。
イギリス代表になった少年の話
私はバドミントン発祥の地グロスタシャーで2年半、バドミントンコーチとして過ごしました。
レッスンで生徒さんが集まってくるとハリーポッターの魔法の学校みたいだなーと思って見ていました笑
実際、ハリーポッターの魔法の学校の回廊の部分は近所の大聖堂を使ってロケをしていました笑
生徒さんの1人にイギリスU13代表に選ばれた男の子がいました。
勉強も得意、絵を描いても上手、クリケットでも活躍、フルートも吹ける。
何をやっても優秀な子で、誰が教えても上達したと思います。
彼はその後イギリス代表で活躍、現在は引退し、大学に残って研究をしているので将来は博士号を取り学者さんになると思います。
勉強できましたからねー。
コーンフレーク
練習のあと、その子の家族と夕食を共にし、あれこれとバドミントン談議をするのが習慣でした。
ある日、私と目の前に座る彼の父親の間に、コーンフレークの箱が置いてありました。
話に熱が入っていた我々はそれをどかそうともせず、いつものように激しくバドミントン議論を交わしていました。
我々のテーブルの横側の位置にある椅子に座り、当時まだ10歳の彼が話を聞いていました。
彼の視点からだと、私、コーンフレーク、お父さんと並んで見えてますね。
すると彼はさっとコーンフレークの箱をどかせましまた。
コーチやお父さんからの視界ではこのコーンフレークの箱が邪魔になっているだろうと思ったんですね。
自分が相手を見る時の視点に邪魔なものがあればどかします。(1カメ目線と呼んでいます)
相手から自分を見る視点で邪魔なものがあればそれもどかせるでしょう。(2カメ目線)
相手から相手の視点で邪魔なものがあって、それをどかすのは10歳、11歳の子供にしては
ずいぶんと気が利きますよね。(3カメ目線)
この子はどの道に進んでもひとかどの人物になると期待し、実際その通りになったのでした。
自分の目線(1カメ)
相手からの目線(2カメ)
第3者の目線(3カメ)
この時すでに彼は3カメ目線を使っていたんですね。
この【3カメ目線】はスポーツだけでなく、ビジネスや芸術において活躍をされている方がハイパフォーマンスを発揮するときに使っている目線なのです。
最近の高校生が自分が部屋で勉強する時にインスタライブにしている人がいますが、本人たちは知ってか知らずかあれもまさに3カメ目線を利用してパフォーマンスを上げている状態なのです。
コメント