練習のお昼休憩の時、
みんなでご飯を食べる機会、
遠征など長距離移動する時。
そのコート外、練習外の時間を分母を広げる時間に活用できます。
例えばお昼ご飯の時。
分母を伸ばしたい選手１人を選んで上級生のテーブルに混ぜましょう。
上級生は会話が大人ですし、テンポも速いですよね。
その選手が既に上級生やチームのエースであれば、コーチのテーブルに座らせて大人と一緒に食事を摂るのも良いです。
宿泊時の部屋割り。
支度が遅くて遅刻する子を、しっかり者の子達の中に混ぜましょう。
しっかり者たちが、寝る前にちゃんと明日の準備しているところを見るはずです。
遠征の車。
レギュラー選手のグループに、まだ補欠でこれから頑張って欲しい選手を1人入れてみましょう。
レギュラー組のワクワク感が伝わってくるはずです。レギュラーっていいなあって伝わるはずです。
人間は必ず多い方に同調します。
多数の行動や振る舞い、在り方が我々の
【普通】の基準になります。
（なので混ぜる方は1人か2人の少人数です）
人間は普通が大好きです。
普通であることに努力はいりません。
このことを【セッティング】といいますが、
セッティングされたグループでは、普通が少し上に設定されていますから、
あれ？自分は普通ではない⁉️
これはまずい
と、子供は逃げ込むように普通になり、結果的にそれが向上になるのです（しめしめ笑）
子供の頃、私は遠征にいくのに着替えをそれほど持っていきませんでした笑
恥ずかしい話、これで足りるだろうと。
知らなかったんですね笑
でもチームメイト は10枚は持っていて、これが8決 これが4決 これが準決勝と前日に準備を始めるのです。
え！決勝まで行く予定してるの？ と驚きました。
（実際彼は準優勝しました）
他にも
「明日の試合はどこと当たるの？」と聞いて
さあ？ 知らない。
でも4決は誰々くんだよ。
え？ 対戦相手知らないの？ シードの子しか見てないの？
など、彼らと同部屋で過ごす事で言葉にできない彼らの普通を発見し、衝撃を受けたものです。
水槽の魚を大きくしたい‼️
そんなときに無理にエサをたくさん食べさせたら、魚は死んでしまいますね。
でも、その魚を大きな魚が泳ぐ水槽に移してあげます。
すると
「あれ？みんなデカいな。
てことは、自分はもっと大きくなる魚なんだな」と思い。本当に大きく育つのです。
みんなそれぞれ普通が違っています。
どこを普通に設定しているかで結果が変わるのです。
もっと頑張れ！
支度を早くしなさい！
はやくレギュラーになりなさい！
これはその子の分子に働きかける言葉。
何気ない会話や、空気感で分母を動かす
【セッティング】
とても効果がありますので是非お試しください。
コメント