バドミントンでの子供のやる気について
自分の子供はまだレベル1。
でもチームメートにはレベル5もいるし、10もいる。
「ちょっと!
あなたもっと頑張りなさい‼️
チームにはレベル5も10もいるのよ‼️」
と叱咤激励する。
「桃田くんなんてレベル100よ‼️
凄いと思わないの⁉️」
ところが全く効果がない。
ピンときていない。
子供が考えていること
彼はレベル1ですが、
満ち足りているんです。
つまり、彼はレベル1/1なんです。
分母が1で分子が1=1
満たされています。
(レベル100がいるって? 関係ねーよ。
俺は今のままでいいよ)って思っています。
そこに「もっと頑張りなさい!」
というのは分子に働きかける言葉。
これを使うと分子だけさらに大きくなって溢れちゃってやる気がなくなります
子供のやる気は分母に関係する
大事なのは分母の大きさなんです。
5/5の満たされた選手より
3/10の選手の方が今は負けていても、将来的には逆転します。
選手の分母に働きかけてみましょう。
「お母さん、あなたの次の試合応援するの楽しみ」
これが分母を大きくする言葉。
(楽しみ? そうなの?
んー。
でも俺、レベル5くらいにはならないと活躍はできないぞ?)
と子供が思う。
すると分母が動き始めます。
1/1から→→→1/5になる。
実力はまだ1のまま。
でもこうなると、あと4を充したいと思いはじめる。
レベル5/5になろうとします。
1/5が現実で
5/5が理想。
この差が【やる気の正体】です。
コーチの役割
分母を広げ、分子との差を適度につける。
差を満たしたくなる状況を作るのがコーチや親の大切な仕事です。
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