出典:YouTube
『弓道では弓道場でなければ練習ができないでしょうか?』
『自宅で上達できる練習メニューやコツなどありませんか?』
『弓道場でなかなか練習ができません。普段の生活の中でできる練習メニューなどを教えてください』
『弓道のトレーニング方法とかはあるのでしょうか?弓道初心者なのでよくわかりません。』
このような質問が多くありましたので、1人でできる練習メニューや練習方法を解説していきます。
自宅でできる練習メニュー
自宅でできる練習メニューはどのようなものがあるでしょうか。
- 体幹トレーニング
- イメージトレーニング
- 体配練習
- 姿勢矯正
- 分析
このように意識をおいて練習することで自分で行える自宅練習は非常に多いです。
どのスポーツ・学問・仕事などにも共通して言える事があります。
それは『意識』をもって物事を行うことです。
例えば、なにも考えずに体配練習をしても、身に付くものが少ないです。
弓道上級者や指導者の体配や射型を『意識』したり真似る事で、自ずと上級者や指導者の体配や射型が染み込みます。
大切なのはそうした『意識』なのです。
そのことを念頭に自宅でもできる練習メニューに取り組んで頂きたいとおもいます。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『体幹トレーニング』
弓道では体のバランス『体幹』がとても重要です。
体のバランスを整えて弓道のコツでもある体幹バランスを手に入れましょう。
体幹トレーニングであれば、1畳のスペースがあれば自宅でも騒がずにできるトレーニングになります。
そして、ダイエットにも適してます。
また、体幹はインナーマッスルといい、体の内側の柔らかい筋力を身につける事ができます。
弓道では、ただ筋力をつけるだけでは、弓道の姿勢も崩れてしまいます。
体幹を整えて弓道向きなインナーマッスルを手に入れてほしいと思います。
(出典:スゴバド)
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『イメージトレーニング』
イメージトレーニングは体配・射型などを意識したり、上級者の動画などでイメージを湧かせ、自分自身に照らし合わせていくことで弓道が上達していきます。
弓道上達のコツは『意識』です。
その『意識』を大切にイメージトレーニングに取り組むことで弓道に必要な心が備わります。
また、弓道は自分自身との戦いでもあります。
本番になると、いつもの実力が出せなくて悩んでいる人は特にイメージトレーニングがおすすめです。
弓道の上級者・実践者の動画やDVDなどの教材があればそのようなものを見て良いイメージを持つことがとても重要になります。
人は予言してしまうと言います。
スポーツ心理学の西田文郎先生は、イメージトレーニング・メンタルトレーニングの第一人者でもあるのですが、その方の著書では、良い事も悪い事も全ては自分で決めていると書かれています。
例えば、『雨に振られそうだなぁ〜』と思えば雨に振られ、『今日は天気が良いから良い事がありそうだ!』と思えば良い事がおきたりとするのです。
弓道も同じです。
成功することをイメージしてトレーニングすることで本番でも成功する力を手にいれることができます。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『体配練習』
弓道場に入ると、自分だけではなく別の人もいる共有の場所なので、周りへの配慮は欠かせません。
また、弓道場・練習内容によっては体配練習ができない環境であったり、指導者が指揮に法り練習をすることもあります。
なので、体配練習を一連の流れで練習するには、自宅は最高の練習場所ではないでしょうか。
弓道の教材などがある場合や動画が見れる環境であれば、体配の確認やできない体配を確認しながら行うと良いでしょう。
お手本をみながら、体配練習・稽古が自宅でもできるのです。
体配練習がキチンとできるようになれば、昇段審査でも合格しやすくなります。
弓道の楽しみでもある『昇段』。
自分のレベルを高めるためにも自宅でできる体配練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『姿勢矯正』
姿勢は弓道には欠かせない部分でもあります。
姿勢矯正は体幹トレーニングでも体軸を矯正できるものです。
普段からの意識でも姿勢は変わりますよね。
また、姿勢をしっかりとしているだけでも、気持ちも心も変わる物です。
姿勢を矯正しつつ、気持ちも整えられたら最高ですね。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『分析』
自宅でできる内容の中でも分析はとても重要です。
自分の動画や上級者などの動画があれば、確認をしながら分析していくことで、弓道でも上達が早まります。
弓道で上達するのに、重要なのは『意識』です。
その『意識』を育てるためにも自己分析や上級者と自分を比べてどの部分が近しいのか、どの部分が違うのかを確認することが分析につながります。
その上で、弓道場での練習・稽古の際に『意識』しておこなうことで上達への近道になることは間違えありません。
分析を自宅でおこなうこと。
練習・稽古中に気がついたことをメモするなどして、早気の射癖や射法八節の残心などに意識して分析していくことで、次の練習・稽古で上達できます。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『ルーティン』
弓道ではルーティンはどのようなものでしょうか。
ルーティンとはクセのようなものを決めて、これをやっていれば失敗をしないと習慣つけることを言います。
決められた一連の動作をルーティンといいます。
ルーティンは多くのプロアスリートに浸透しています。
イチローのバッターボックスに入った時にユニフォームを軽くつまむ。
ラグビーの五郎丸がキック前に両手を忍者の様な構えで集中している動作。
一見なにをしているのだろう?
と思うようなことをルーティンとして取り入れています。
そしてこのルーティンはトップアスリートになればなるほど多くのルーティンなどを持っている人が多いのも良く知られてきていることです。
【弓道のコツ】必要な練習メニュー『壁押し』
壁押しとは自宅でもでもできる練習・稽古の一環です。
左腕のヒジの矯正ができる方法です。
- 自宅の壁に肩の高さから一直線になるように手をつく。左手は弓をにぎっているように角度を保つ事
- 左ヒジをいれ、負荷・角度を確認する
これに付け加えて、左肩からの入れ具合まで確認したい場合、体が壁に対して垂直になるように立ち上記の手順で動作すると肩から腕にかけて、どのように力がはいっているかなどが確認できます。
その具合をみて、矯正していきます。
また、教材や上級者の動画などで左肘の状態を模範にして、形を作り上げるとより良くしあがります。
自宅での練習と弓道場での稽古のギャップ
壁押しもそうですが、実際に弓道場で稽古をすると感じるギャップが出てきます。
そのギャップを肌で感じ取れる人の方が上達がより早くなります。
ギャップを感じれるということは、弓道場での臨場感を自宅で再現できていなかったと感じれるわけです。
弓道はすべて己との勝負にあります。
その部分でどこにいても同じことが再現できる人が強い人、心の安定のある人です。
なので、最初に感じたギャップを肌でわかる様になれば、次に自宅で練習・稽古を行うときには、更に弓道場での再現ができるイメージが湧いてくるでしょう。
逆に最初にギャップを感じなければ単純に練習をしているだけになり『意識』をしていないことになります。
自宅での稽古まとめ
自宅で行う全ての練習が弓道場での稽古や昇段審査に繋がっている事を感じながら行うことで、より練習の意義や稽古での取り組み方が変わってきます。
例えば、体幹トレーニングのひとつひとつをやるだけでは、なにも見えてきません。
しかし、これが姿勢の大元を作る体軸に関係していると『意識』するならば、体幹トレーニング中にも軸を意識した姿勢を取る様になるでしょう。
軸を意識した姿勢を体幹トレーニングの辛い姿勢の中で作り上げる事で、弓道での一連の流れがより行いやすいものになるということです。