下剋上式練習会 攻略法その2

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中級者と上級者の違いは?

攻略法その1で初級者から中級者コートに上がります。

では次は中級者から上級者コートに昇り詰めましょう!

上級者(1.2コート)と中級者(3.4コート)の選手にどんな違いがあったでしょうか?

あくまでも私が見た幾つかの練習会においては、の話ですが、

中級者、上級者は流石にみなさん上手です。

しかし違いはあります。

中級者は自分が打ちやすいコースに打っていました。

上級者は相手が打ちにくいコースに打っていました。

これが大きな違いでした。

上級者との違い。具体例。

例えば‥‥

中級者にフォア奥に低いアタックロブを仕掛けますと、殆どのケースでストレートのクリアーで返してきます。

上級者はそれを読んでますからその球をスマッシュします。

すると中級者はストレートスマッシュ ならクロスに(例えばね!)クロススマッシュ ならストレートにレシーブ(きっとミスなく打ち返せるんだと思います)

しかし上級者はその返球もある程度予測の範囲内。

また、高い位置で仕掛けてきます。

これに中級者は長時間耐えられるわけもなく、エラーが出て負けていきます。

主導権を握られたままですね。

中級者はフォア奥にアタックロブされた球に対してクロスクリアで相手のフォア奥を攻め返すということはしないのです。

これができたら形勢逆転のショットですけどね!

上級者はまったく同じシチュエーションでどう対応していたか、ですが

フォア奥のアタックロブに対して、もちろんストレートクリアも打ちます。

しかし、たまに頑張ってクロスにクリアを打って応戦して来ます。

(もちろん短くなってしまうこともあれば、奥まで綺麗に飛ぶこともありました)

これをやられると、アタックロブで攻めた選手は逆に追い込まれてしまいます。

その後のラリーでも、攻めている側はフォア奥からストレートクリアに絞って待てませんし、ネット前につめる思い切りも鈍りますね。

コースを限定することが非常に困難になります。

もう一つケースがありました。

バック前からのクロスへのロブで相手をラウンド奥に追いやります。

中級者は頑張って動いてストレートスマッシュ を打って応戦しました。

上級者ももちろん同じことをするのですが、たまにラウンド奥からクロススマッシュで攻め返していました。

形勢逆転の意図を感じるショットですね。

これには相手はフォアをカバーしようとかけた体重の反対に球が来ますのでずいぶん遠くに着弾したイメージだったと思います。

中級者は次に何をやるべきでしょうか?

中級者にはできなくて、上級者にはできる。

なぜでしょうか?

パワーの違いですか?技術ですか?フットワークですか?

それもあるのかなあ?あんまり感じませんでしたが。

最も大きいのは【心の壁】だと思います。

彼らは初級者であった頃に、凡ミスをなくすことで中級者になりました。

凡ミスをしなければ勝てるという経験をしています。

これを成功体験といいますが、次のステップを上がる時にその体験が邪魔をします。

なぜなら我々は過去にやって上手くいったことの中から次の行動を選ぶ癖があるのです。

占い師に聞いてみました

占い師に未来を占ってもらいます。

「何を占いましょうか?」

はい、今料理にはまっているのですが、昨日の夜はカレーを作りみんなに振る舞いました。

そんな僕が3年後にはどのくらい上達しているか興味があります。

3年後の今日、僕はどんな料理を作っているか占って教えてください。

「わかりました、占います‥‥

‥‥

あ、わかりました。

3年後の今日、あなたはカレーを作っています」

と答えます。

あなたは驚いて聞きます。

3年も経ってまだカレーを作っているんですか?  僕の過去をみたのでは?

もっと難しい料理に挑戦していませんか?

「いや、カレーですね。そうでなければ野菜炒めです」

そんな、今でもできるものばかりだ‥‥

あなたは失望します。

「あなたは過去に作って成功したメニュー、好評だったメニューを未来に作っています。

失敗したメニューや、不評だったメニューは作りません。

だからあなたの未来はあなたの過去にそっくりなのです。

過去を見ればそっくりの未来が待っています。

そう言われてがっかりしました。

でも確かに思い当たることばかり!

1ヶ月前にカレーを作ってみんなから喜ばれました。

彼は気を良くして、ビーフストロガノフに挑戦しました。

ところが火加減を誤り焦がしてしまったのです。

材料費も高くつく牛肉の料理で技術も求められて、その結果が大失敗。

みんなからは不満の声が上がりました。

それからは前にうまくいったカレーを作ろうと決めました、それが今夜のメニューです。

確かに過去に浮き球を叩いてミスをして負けた。

スマッシュを狙いすぎてラインを割った。

という経験から学んで、それをやらないことで勝てるようになりました。

しかし、次のステップに上がるには、過去にうまくいかなかったプレーにもう1度チャレンジして成功させる必要があります。

厳しい局面で、浮き球を叩かないことで勝てる相手にはもう勝ってますよね。

いまあなたが勝てないのは、浮き球を叩いて決めきれないと勝てない相手に勝ててないのですね。

競り合いの場面で厳しいコースに打たず、ラリーを繋いで勝てるようになったあなた。

そんなあなたが勝てていない相手は、繋いでいては永遠に勝てないのです。

競り合いの場面で厳しいコースにスマッシュ を決めないと勝てない相手なのです。

凡ミスは減らしましょう。しかし積極的なミスはどんどんして、経験を積んで欲しいです。

心がこの発想になればもう考え方は上級者。あとは安心して練習に打ち込むだけです。

1コートを目指してその過程を楽しみましょう。

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