たくさん食事を食べても太らない、甘いものやご飯が大好きなのに太らない、という人の多くは、頭を使っている人です。脳は糖質をエネルギーにしますので、健康で頭を使う作業が好きな人には細い人が多いは事実です。
それでも太らない体質になりたいという人は、何を食べていますか?酵素ですか?野菜ですか?
和食は太りやすい?
100人いれば100通りなので、和食は痩せます、という人もいれば和食の方が太りますと言う人もいます。 しかし、どちらがと言えば、きちんと仕事や勉強をし、さほど肥満ではないけど、もう少し痩せたいという人は和食の方が体には良いです。それは「糖質」がないと頭が働かないから、仕事や勉強にならないだけでなく、命が危険になります。そのため、みりんや砂糖を使う煮物は「糖質」を摂るから痩せないというのは、本当にポッコリお腹で肥満と言われる方に向けたダイエット法です。普通の人には「和食」の方が良いです。
ダイエタリーファイバーとはなにか?
ダイエットという言葉自体、食物繊維(ダイエタリーファイバー)という意味で、食物繊維は炭水化物です。炭水化物を制限するダイエットという本がありますが、すごい矛盾です。
まず、糖質を摂ってもきちんとエネルギーにならないと、あまって脂肪になってしまいます。ビタミンB1は糖質をエネルギーにする栄養素です。年齢を重ねると基礎代謝が悪くなりますので、ビタミンB1は欠かせない栄養素で、日本人の農学博士「鈴木梅太郎氏」が世界で初めてビタミンの概念を発見したことでも有名です。多く含むのは豚肉、玄米、胚芽米、ウナギなどですが、玄米を食べる人には少ないのに、白米を食べていた人が「脚気」という病気になったことから発見しました。そして、糖質をエネルギーにすることで痩せやすくなります。
脂質をエネルギーにする栄養素がビタミンB2です。ビタミンB2は豚肉の他、焼きのり、干ししいたけ、イワシや納豆、アーモンドにも含まれています。B2を摂ると脂質をエネルギーにしますので、こちらも痩せやすい体質を作るのに必要になります。 ビタミンというと小学校では野菜、果物と習いますが、中学生以上になるとビタミンの種類によって含む食品全く異なることを学ぶので、豚肉にはビタミンA.B1B2を多く含むことをご存知の方も多いと思います。
そして食物繊維は大腸の繊毛運動を促進し、腸で糖質を余分に吸収することを予防するので、食物繊維を必ず摂取しましょう。食物繊維が痩せやすい体質づくりに必要なことは「ダイエット」という言葉の語源になっていることからもわかります。
痩せやすい体を作る食事
玄米ご飯、豚肉とこんにゃく、筍、牛蒡、人参、干ししいたけの煮物、小松菜の辛し和え、焼きのり、納豆、わかめとキャベツの味噌汁、などを適量で食べてみてください。 煮物は先にごま油で炒め豚肉の栄養と旨みをしっかり閉じ込めてから煮ましょう。
小松菜は冷凍してから水気を切ると、茹でる必要がないので、ビタミンCを損なうことが少なく、摂ることができます。焼きのりは味海苔でもビタミンB2は摂れますが、味海苔や韓国のりはみりんで味付けをしていますので、余分な糖質や脂を摂ることになります。にんじん、筍、牛蒡は根菜・茎菜なので食物繊維が豊富です。こんにゃくは食物繊維の塊のようなもので、カロリーもほぼ「0」です。豆製品の中では栄養面で最も良いのは「大豆」です。
さらに同じ豆を摂るのに、煮豆にすると味付けで余分な糖質を摂るので、納豆や冷奴のようなものの方が良いです。豆腐は「カルシウム:リン:マグネシウム」の割合が「2:2:1」で骨になるのに最も適した食品です。一食で13品目の食材を選ぶことを目安にするとさらに健康だけでなく、能力も高くなります。
ワカメやあおさのような海藻は別名「海の緑黄色野菜」です。カロテンや鉄分、ヨウ素などのミネラルを摂ることができます。ビタミンB1、B2も豊富です。 そして、痩せるためには「ぶよーん とした体にしないで、筋肉をつけて燃えやすい体にする必要があります。私たちは筋肉というと、タンパク質食品というイメージですが、このたんぱく質食品と呼ばれる食材の目安は9種類の必須アミノ酸を全て基準以上含んでいることが条件になります。そのため、肉、魚、卵、大豆、乳製品というのが一般的ですが、実はさつまいもも必須アミノ酸をすべて含む、タンパク質食品となります。バランスはとれていますが量が少ないです。
お米と痩せの関係性
そして、必ずご飯を一緒に食べてください。米にはリシンを除く必須アミノ酸がたくさん含まれています。リシン(リジン)をたくさん含む食品、肉、魚、大豆食品と一緒に取ると、不足している分を、おかずが補足し、タンパク質食品を二重に食べたことになります。これを「タンパク質の補足効果」といって、ご飯もたんぱく質食品となるのです。そのため、上手に食べることで、ご飯を抜く、食べないよりも食べた方が筋肉になり、熱中症予防、美肌、頭皮の脱毛防止などの効果もあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、【食事面】から痩せやすい体作りをするについて解説をさせていただきました。
本当に痩せたいと思ったら、適量をきちんと摂るということを忘れないようにしましょう。
痩せるにしても、体に負担のある痩せ方では意味がありません。
過度にならない食事を取りながら、体に栄養を入れながら上手に痩せられる体作りをしていきましょう。
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