ダブルスでのサーブミスを減らす方法とコツ
初めにお伝えしておきます。
練習は反復練習です。
反復練習をやっている人が勝てる人です。
でも反復練習をやっている人よりも勝てる人がいます。
どういった人を想像しますか?
センスのある人でしょうか。
実は違います。
反復練習を行う時になにかを意識して練習に取り組んでいる人です。
そういう人が勝てるようになります。
センスのある人で強い人もいます。ごくごくわずかですが。
あなたはどうですか?
強い人と思われたいだけですか?
それとも試合で勝てる人と思われたいですか?
もし、あなたが私と同じ試合で勝てる人(を育てる)を目指すなら、是非このブログでバドミントンのコツを掴んでいただきたいと思います。
◯◯しているうちは空振り・フレームショットのサーブミスは減らない
この内容は初心者の人に多いです。
また中級者の人でもミスが増えた時にやっているかもしれません。
バドミントンにはコツが必ずあります。
再確認の意味でも確認してみてください。
- ラケットの振り幅が大きい
- ラケットにシャトルが当たるまで見ていない。
- シャトルを持つ手が体に近いところにある
空振りやフレームショットが多い人はラケットのテイクバックが大きい場合によくなります。
シャトルから目を離す人もそういったサーブミスが多いです。
あとは右利きの場合は左手の位置にも関係してきます。(左利きの場合は右手の位置です)
潮田選手が構えている場所は体からシャトルまで青の矢印で示した様に懐に余裕があります。
これが黄色い所でシャトルをセットしたらどうでしょうか?
体から近すぎるので窮屈で仕方がありません。
その上、シャトルを体付近でセットすると上下左右にもぶれてセットが出来てしまうため、自分の定まったシャトルのポジションがわかりません。よってサーブが不安定になってしまうのです。
もし、からだの近くで打っている人が居たら、安定するチャンスですよ。
サーブのコツを掴めば、サーブが安定します。
今からでも「意識して」直していきましょう。
コツはサーブは浮かせても打たれなければ良い!
浮いちゃダメでしょ!
と思いますよね。
浮かない様にする為に浮かせないといけないんです。
そうする事でサーブレシーブで打たれる事が減ります。
つまりこういう事です。
画面左側からサーブを打ちます。
ピンクの線は手前に山を作りサーブをした場合です。
青の線は相手コートに入ってから山を作った場合です。
良いのはピンクの軌道です。
手前で山を作り浮かせているものの、ネットを越えてから沈み始めています。
対戦相手からするとプッシュがしにくい状況です。
青の軌道をみてみましょう。
ネットを越えてから山が出来ているために、対戦相手はプッシュが打ち易い状況になっています。
ピンクの軌道を「意識して」サーブ練習するだけでも相手にとっては威圧的なサーブを手にすることが出来ます。
浮いてもいいのです。自分のコート側で浮かせればいいのです。そうする事で軌道が沈み相手は強いショットが打てなくなります。
まずは「意識して」反復練習をしていきましょう。
バドミントンのロングサーブとは
ロングサーブは長い距離を打つサーブのことを指します。
反対に短いサーブはショートサーブと呼びます。
バドミントンロングサーブの打ち方のコツ(動画あり)
ここではバドミントンロングサーブの打ち方のコツ(動画あり)というお話をしていきます。
バドミントンのサーブにはロングサーブとショートサーブがあります。
ショートサーブは手前に落とすサーブ。
ロングサーブは奧に上げるサーブになります。
特にダブルスでは前にプレッシャーを与えてくる対戦相手を一度、奧に追いやる為にロングサーブを使ったりします。そうする事で、対戦相手はロングサーブを警戒するので、ショートサーブへの反応が若干鈍くなります。
また、ロングサーブのコツはショートサーブとロングサーブの打ち方が同じにすることです。
明らかに大振りをしてロングサーブ打ちます!とみせる必要もありません。
出来る限りショートサーブを打つつもりでロングサーブを打つのが良いでしょう。
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バドミントンのロングサーブの打ち方
コルクをガット面に当ててサーブする打ち方をします。
また、羽の部分を持つサーブの打ち方をします。
そうする事でコルクの位置がわかりにくいので、ロングサーブかショートサーブかわかりにくくなります。
(基本コルク部分を見てプレーをするので)
こういった見分けるのが難しい打ち方を身につけていきましょう。
ロングサーブを相手に見破られないコツ
バドミントンでは実はラケット以外のものも武器にしています。
フットワーク。
それもひとつの武器ですが、サーブに関して言えばフットワークを使う事ができません。
では、サーブを打つ時にラケット以外で何を武器にすることができるのでしょうか。
それは「目線」です。
特に初心者のうちは、自分の打ちたい所に目がいってしまう物です。
例えば、ロングサーブを打ちたい時(打つ前)に、ショートサーブの方に目を動かしたら相手はショートサーブを打ってくるかな?と選択肢が増えます。
そして、これは私が実践してとても効いているサーブの打ち方です。
それは、ロングサーブを打つ時に自分のラケットから目を離さない事です。
先ほどの話と重なる所があるのですが、ロングサーブを打つ時に目がロングサーブの軌道を追ってしまうひとがいます。
そうするとそれまで演出してきた目配りも水の泡になります。
最後までシャトルは追わなくても大丈夫です。ラケットを振った方向にシャトルは飛んでいくのですから。
ロングサーブの際にコルクのみを打つメリット
ロングサーブの際に羽も一緒に打つ(語弊があるかもしれませんが)プレーヤーがいます。
若干ですが、コルクから当てていればフォルトにならないのでOKだと思います。
しかし、コルクのみを当てるトッププレーヤーが多いかを説明します。
実はコルクの向きを変えて打つだけで色々なコースに打てる打ち方なのです。
例えば、ラケットに対して、コルクの頭を右に傾けるとシャトルは左に飛んでいきます。
逆の場合も同じです。
そして、初心者~中級者の場合サーブの時のシャトルまでは見ていない人が多いので、普通の打ち方で変化が与えられるコルクのみを打つ方法が有利になります。
では、上級者になるとどうしてるかというと打つ瞬間までは通常の持ち方をしています。当てる時に指でコルクの方向に変化を与えます。
精度もあるので、この手法を使わない選手もいます。
この打ち方は練習は多くやらないと身に付かないと思います。
ロングサーブ・ショートサーブのどちらでも使えます。
また、あまり知られていない方法です。
次は知っておきたいサーブ戦略
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コメント
サーブの打ち方に関して、手元・目線についてとても参考になりました。特にコルクの向きを変えて打つと飛ぶ方向が変わる、という解説からは直ぐにでも反復練習して取り入れていきたいという気持ちになりました。
日頃から次の事も気になっています。
それは、サーブを打つ時の胴体の向き・足の置き方・重心をどこに置くかです。
サーブを打つ際、サーブレシーブ以降の動きに備える為にどういう体勢がいいのかいつも迷います。
是非ご教授をお願い致します
のっこさん
コメントありがとうございます。少しでものっこさんの為になれて私もとても嬉しいです。
質問の内容ですが、ダブルスでの動きと想定して胴体の向きから解説していきます。
■胴体の向き
胴体の向きは基本は正面が良いです。
「コルクの向きをかえる」ことができると、胴体の向きをわざと替えて、コルクの向きで打つ方向を変えるというアレンジもできます。
でも基本は正面がよいでしょう。
■足の置き方
足の向きはも基本は正面です。
足の置き方は3つあります。
・両足を揃える
両足を揃えるとサイドの球にも触りやすくなります。のっこさんがコートカバーを多めにやる場合に良いのではないでしょうか。
・利き足を後ろ
3本目にネット前がヘアピンが来た時に、前に詰めやすい。
・利き足を前
ラケットを身体側に引けるため、テイクバックが取りやすい。ロングサーブが打ちやすくなります。
簡単な説明になりますが、このような特徴があります。
勿論その他の理由で足の位置を変えてるプレーヤーも多くいます。仲間と話をしてみると新しい発見がありますよね。
次に重心をどこに置くか。
これは前衛の役割を想像してください。
のっこさんが前衛にいて、ショートサーブを打ったのに、相手のロビングを後ろまで下がり取りにいかないと思います。
つまり、のっこさんのやらなければいけないことは、からだの付近とネットに切られるヘアピンの処理になります。
このことから、のっこさんがサーブの時に重心を後ろに保つと後衛との接触事故にも繋がりますし、パートナーに後衛から前に重心移動して打ってもらったほうが、威力あるショットが打てます。
ですから、良いのは垂直かやや前に重心があるのが良いです。
これはケースにより変わってきます。
のっこさんのサーブがよく沈められて相手もネットかロビングがないサーブレシーブであれば重心は前気味でネット前を潰しにいけます。
これが、プッシュが上手な相手やのっこさんのサーブが浮き浮きな日は、重心を垂直に保つと身体周りのショットの反応がよくなるでしょう。
身体の使い方はこのような解説で足りていますでしょうか。
ここからはシングルスでも同じ様なことが言えます。
上記のようなことをやる上でのシンプルな発想を持ってもらえるとサーブ周りは上手になります。
それは、のっこさんが「ショートサーブをその場所に打つ理由」を考えることです。
そこにサーブをすればパートナーにロビングが上がりやすいからとか。
そこにサーブをすれば3本目の処理を私自身でできるからとか。
そこにサーブするとここにしか返球がこないからとか。
理由を考えると、相手の心も読めたり、パターンがわかってきます。
また、打った後にラケットをフォア側に上げておくと相手の打つコースが変わったりします。
多少サーブが浮いても自分の想像どおりにラリーが進みます。
なので先手を常に打てている状態なのです。
「そこに打つ理由」を考えながら妄想してみると更にバドミントンが楽しくなると思います。
一緒にがんばりましょう。
私は、初心者です。
サーブのコツなどは分かったのですが、毎日、何回ぐらい練習すれば良いのですか?
アイリスさん
コメントありがとうございます。
100本なにも考えないでサーブ練習をするより、1本でも集中してサーブ練習することで上達すると思います。
例えば、10本中6本入れたらサーブ練習を終わりにする!とか
5本打って全部インできたらサーブ練習を終わりにする!とか
なにかこうした目標を設定してみてはいかがでしょうか?
ロングサーブが遠くまで飛びません。遠くまで飛ばすコツを教えてください!
エルモさん
コメントありがとうございます。
ロングサーブが遠くまで飛ばないのには、色々原因があると思います。
エルモさんがどういった構えでというのが見えてこないので、よくあるロングサーブが奥まで飛ばない人の特徴ということで解説をさせて頂きます。
ロングサーブを打つ時にシャトルを構えている場所が体に近い。(テイクバックができる位置が良い)
ロングサーブを打つ時に肩を支点に打っている(ヒジを支点にするとよい。最終的には手首のみでも飛ばせるようになります)
ロングサーブを打つ時に力んでいる。(力んでいるより、リラックスしている方が奥まで飛びます)
こんなところでしょうか。
どれか当てはまるのであれば改善してみてください。
ラケットの持ち方がわからないので教えて下さい
アイさん
コメントありがとうございます。
バドミントンラケットの持ち方ですが、どのような時を想定した持ち方をしりたいかによります。
ダブルスでのサービスやシングルスでのサービスは異なりますし、バックハンドでのサーブ・フォアハンドでのサーブも異なります。
なので大きく2つにわけて記します。
フォアハンドでサーブの場合は基本『握手』をイメージした握りでよいです。
バックハンドでサーブの場合には基本フライパン持ちのように握ることでよいです。
サーブプッシュのコツを教えて欲しいです!
コメントありがとうございます。サーブプッシュのコツですね。
この記事はサービスの記事になりますので、次回以降はカテゴリに合っている場所でコメントをいただけると皆さんも見やすいのでお願いいたします。
サーブプッシュをする時にネットに引っかかる1つの理由としてコルクの向きが関係しています。
相手がサービスでシャトルと打ちます。その時ネットに向かいコルクは上向きに飛んできます。
飛んで来たシャトルを捉えるときにコルクが上を向いた状態でサーブプッシュが打てればネットにひっかけにくくなります。
逆にシャトルが下向きになったときはネットにひっかかりにくくなります。
私は中学一年生の女子です。
ショウトサーブは出来るのですがロングサーブが出来ません。
「空振り、ネットに引っかかる、コートから出る」
先生からは、シングルスではショウトサーブではなくてロングサーブをしてくださいと言われます。シャトルを持っている手を伸ばす。など色々試してみましたがやはり変わりません。9月30日に試合に出られるかどうかの総当たり戦をします。この大会は私にとって大きく変われる所だと思っています。なので、出来るだけ早くアドバイスをくれると嬉しいです。
以上です。
sosさん
ロングサーブはフォアでのサーブでしょうか。
一応フォアサーブでの想定でお話をします。
体に近い場所からシャトルを落下させて、ラケットに当てようとした場合、ラケットが思うように振れないことが多くなるため、ロングサーブが難しくなることが多いです。
なので、右利きならば、左手の位置を今よりシャトル1〜2個ぶん外側にセットして、そこからシャトルを落下させて当てられるようにしてみてください。
短期的なことでは、このような意識が大切です。
長期的なことでは、今現状で素振りが安定していないのが理由かと思います。
素振りをしていつでも同じところで当てられるように、ロングサーブの素振りを行うことも、最終的には良いことだと思います。