レシーブが苦手な原因は、反射神経だけではありません。構えやラケット位置、打点、力み、面、足の準備を順に確認しましょう。まず速い球を強く打ち返そうとせず、身体の前で短く触れる準備から始めます。遅い球で最初に崩れる一点を見つけ、返球後に次の構えへ戻れる速さで練習することが大切です。

バドミントンでレシーブが苦手な原因と改善方法|初心者〜中級者向けに打てない・浮く・反応できない悩みを解決
「レシーブが苦手で試合にならない」
「スマッシュが来ると返せない」
そんな悩みを持っている方は非常に多いです。
ですが安心してください。
レシーブが苦手になる原因には、初心者〜中級者に共通しやすい傾向があります。
正しく修正することで改善を目指せます。
この記事では初心者〜中級者向けに
・レシーブが苦手な本当の原因
・今すぐできる改善方法
・具体的な練習メニュー
・試合で安定させる考え方
をわかりやすく解説します。
■ レシーブが苦手な人の特徴
レシーブが苦手な人には共通点があります。
- シャトルに反応できない
- 打点が遅れる
- 球が浮く
- 力んでしまう
「反応できない」は症状です。反射神経の問題と決める前に、相手が打つ前の準備と打点を確認します。
症状から、最初に直す一点を選ぶ
準備 → 相手を見る → ラケットを身体の前へ → 打点 → 面 → 短い動作 → 返球と戻りの順で、最初に崩れるところを探します。ラケットを前に置く準備は相手の打球前に済ませ、相手と球を見ながら調整します。これは診断の順序で、動作を一つずつ止める指示ではありません。
- 反応できない:相手が打ってから構える、ラケットが下がることが原因候補。球出し前の手元を確認し、STEP1で構え直してから遅い球へ。
- 当たるが浮く:面が上を向きすぎる、打点が遅れる、握り込みが早いことが候補。一定の遅い球で面と打点を確認し、STEP2でネットを越える高さを調整します。
- 奥まで返らない:身体に詰まる、力み続ける、面と力を加えるタイミングがずれることが候補。まず近い目標へ返せるか確認し、STEP2で安定してから目標を少しずつ遠くへ。強振だけで解決しないでください。
- 身体に詰まる:ラケットが身体に近すぎる、足が止まることが候補。肘に余裕があるか確認し、STEP3で小さく動いて打てる距離へ入ります。
- 横を抜かれる:一方向を決め打ちする、反対側への持ち替えと一歩目が遅れることが候補。左右に出られるか確認し、STEP3の交互球から始めます。
- 大振りになる:速い球を強く振り返そうとする、準備が遅いことが候補。打つ前後のラケットの動きを確認し、STEP4で短く返して戻ります。詳しくは大振りの原因と改善方法へ。
まず該当する症状を一つ選んでください。複数ある場合は、遅い球でも起きる準備や打点の問題から確かめます。
■ レシーブが苦手な5つの原因
① 打点が遅れている
打点が身体の横や後ろへ遅れると、面を合わせにくくなり、球が浮くことがあります。
これは初心者〜中級者に多く見られる原因の一つです。
ただし、前へ腕を伸ばし切ればよいわけではありません。足で距離を調整し、肘に余裕を残して面を合わせます。
② 力みすぎている
スマッシュに対して身構えすぎると体が硬くなり、反応が遅れます。
早くから握り込むと持ち替えや面の調整もしにくくなります。準備中は余分な力を減らし、インパクトで返球に必要な力を加え、打ったら緩めます。
③ 準備が遅い
構えが遅いとすべて後手になります。
- 膝や肘に余裕がなく、次の一歩を出せない
- ラケットが低すぎる、または身体に近すぎる
相手の打球前に構え、相手の打点とシャトルを見ます。構えの土台はレシーブの構えと足の位置、持ち替えが遅れる場合はリストスタンド・持ち替え・壁打ちで確認してください。
④ 面が安定していない
グリップや面の向きが安定していないと、狙った場所に飛びません。
手首を強く返して合わせるのではなく、握りと肘・前腕の動きで球に合う面を準備します。
⑤ フットワーク不足
足が止まると、適切な打点へ移動できず、ラケット操作だけで対応する形になりやすくなります。
シャトルに合わせて打ちやすい位置へ動くことも重要です。
ここまで読んで「実際にやってみたい」と思った方へ。
フォームや打点のズレは、自分では気づきにくいことが多くあります。
ベシバドでは、
フォーム・打点・ラケット面・体の使い方を確認し、
原因を整理・言語化しながら改善につなげています。
■ 今すぐできる改善ポイント
レシーブは腕だけで返す動作ではありません。構えと足で身体との距離を整え、肘・前腕・グリップで面を準備し、打点とインパクトを合わせて次の球へ戻ります。スマッシュと同じ速度でラケットを振る必要はありません。
① 「前で触る」を徹底
レシーブは身体の前で無理なく面を合わせられる距離を作ることから確認します。手元と面の関係がつかみにくい方は、グリップエンドを手がかりにした操作感覚の練習も参考にしてください。底の向きだけを正解にはしません。
② 力を抜く
大きく振るのではなく、ラケット面を作ってコンパクトに当てる感覚が重要です。
③ 構えを低くする
膝を軽く曲げて重心を下げ、ラケットを前に準備することで、速い球にも反応しやすくなります。
④ コンパクトに操作する
大きく振るのではなく、短い動作でラケット面を操作することを意識しましょう。
■ レベル別の改善方法
初心者
- まず当てることを優先
- ゆっくりした球で練習
初級〜中級
- 打点を安定させる
- コースを意識する
中級以上
- 判断力を強化
- 前衛との連携
■ 効果的な練習方法
① シャトルキャッチ練習
緩い手投げの球を身体の前で取ると、球との距離を確認できます。速いスマッシュを素手で取る練習にはしません。ラケットへ持ち替えたら面と打点を改めて確認します。
② ノック練習
同じコースを繰り返すことで安定します。
③ 2対1練習
実戦に近い形で対応力を鍛えます
④ ラリー練習
試合形式で判断力を強化します。
Today’s Practice|一つの原因を6段階で確かめる
今日直すのは最初に崩れる一点だけです。回数と成功数は練習を調整する目安で、全員共通の認定基準ではありません。全段階を1日で終える必要はありません。セット間に休憩し、疲れて形が崩れたら終了します。
球出し役はスイングの届く範囲を避け、次の構えまで球間を空けます。5割・7割は普段受ける球速から相談する目安です。指定から外れた球出しは数えません。ネット前へのブロックと奥への返球では目標を分け、強く飛んだだけで成功にはしないでください。
STEP1|構えとラケット位置だけ確認
練習内容・回数:ラケットを身体の前へ置き、球出し役の合図で左右に小さく動いて戻ります。10回×2セット。
成功目標:各セット8/10を目安に、膝と肘に余裕を残し、握り直せる状態で戻る。
次へ進む基準:2セットとも目安を満たしたらSTEP2へ。
戻る基準:未達なら移動を外し、静止した構えを5回確認する。
よくある失敗と修正:手を遠くへ突き出す、肩を上げて握り続ける。腕を一度緩め、持ち替えられる位置へ戻します。
STEP2|手投げの遅い球を身体の前で触る
練習内容・回数:ネット越しに一定の場所へ手投げしてもらい、前方の広い目標範囲へ返します。10球×2セット。
成功目標:各セット8/10を目安に、無理のない前の打点で面を合わせ、目標へ返して構えに戻る。
次へ進む基準:2セットとも目安を満たしたらSTEP3へ。
戻る基準:球出し前に準備できない、身体に詰まる場合はSTEP1へ。
よくある失敗と修正:遅い球を強打する、手首だけを折る。球間を長くし、同じ面と打点を確認します。
STEP3|左右へ軽く振り分ける
練習内容・回数:手投げの速さを保ち、近い左右へ交互に球出しします。左右各5球を1セットとして2セット。
成功目標:各セット左右それぞれ4/5を目安に、足と握りを切り替えて同じ広い目標へ返す。
次へ進む基準:両側とも2セット安定したらSTEP4へ。
戻る基準:片側が未達、腕だけで届かせる場合はSTEP2の一定の球へ。
よくある失敗と修正:足が止まる、バックの握りをフォアへ固定する。幅を狭め、小さな一歩と持ち替えを確認します。
STEP4|プッシュ程度の球を短く返す
練習内容・回数:球出し役にラケットで穏やかな球を一定コースへ出してもらいます。普段の5割程度を目安に10球×2セット。
成功目標:各セット8/10を目安に、振りを大きくせず目標へ返し、次の球までに準備する。
次へ進む基準:2セット安定したらSTEP5へ。
戻る基準:振りが大きくなる、握り続ける場合はSTEP2へ。左右への対応だけ崩れるならSTEP3へ。
よくある失敗と修正:球速に合わせて腕を速く振ろうとする。まず球速を下げ、短い動きで面を合わせます。
STEP5|スマッシュレシーブのノック
練習内容・回数:同じコースへ、無理なく受けられる5割程度のスマッシュを出してもらいます。10球×2セット。余裕が出たら別セットで7割程度へ。
成功目標:各セット8/10を目安に、準備・打点・面を保ち、決めた範囲へ返して戻る。
次へ進む基準:同じ速さで2セット安定したら、速度を上げずSTEP6へ。
戻る基準:目安未達や怖さで固まる場合は球速を下げ、それでも崩れたらSTEP4へ。
よくある失敗と修正:最初から強打を受ける、遠くへ腕を伸ばす。一定の穏やかな球へ戻し、距離と面を確認します。
STEP6|コースを変える実戦形式
練習内容・回数:STEP5で安定した速さで左右2方向をランダムに出してもらいます。10球×2セット。まず返球先は広めにし、慣れたら相手の位置を見て選びます。
成功目標:各セット7/10を目安に、球へ移動して返し、次球への構えまで続ける。
次へ進む基準:2セット安定したら別日の短いラリーへ。速度とコース幅は一度に増やさない。
戻る基準:未達、決め打ちで横を抜かれる場合はSTEP3へ。速さで崩れる場合はSTEP5の固定コースへ。
よくある失敗と修正:来る方向を当てにいく、毎回同じ返球へ無理にねじる。相手の打点と球を見て、返せるコースを選びます。
練習後に「今日の原因」「成功回数」「崩れた球速やコース」を記録します。返すだけでなく、次の球へ戻れたかも振り返りましょう。
■ 試合で安定させる考え方
練習では返せても試合でミスが増える場合は、技術だけでなく、返球コースの選び方や狙い方も見直す必要があります。
- 前へ短く返すなら高さを抑え、奥へ逃がすなら高さと距離を確保する
- 無理に攻めない
- センターも選択肢にしつつ、相手の位置と自分の打点から返せるコースを選ぶ
返球コースを最初から決めすぎると、苦しい打点でも同じ方向へ押し込んでしまいます。まずはその球で無理なく返し、次の構えへ戻ることを優先してください。
■ レシーブが上達する人の共通点
- 準備が早い
- 打点が前
- 力まない
- コースを見ている
この4つを意識して反復することで、レシーブの安定につながります。
レシーブの構えでよくある質問
スマッシュレシーブはどこで構えますか?
立ち位置は相手の打点や自分たちが上げた球、ダブルスならペアの位置で変わります。後ろへ下がりすぎず、前への短い球にも一歩を出せる場所を基準に調整してください。ラケットは身体の前で、上下左右へ動かせる位置に準備します。
バックハンドだけで構えてよいですか?
身体付近の球にバック側で備えることはありますが、握りと面を固定して全方向を返す必要はありません。フォア側の球へ持ち替えられる余裕を残します。バック側だけが苦手なら、バックハンドレシーブのフォームと練習を確認してください。
■ まとめ
- レシーブが苦手な原因は共通している
- 打点・準備・力みが重要な改善ポイント
- 正しい練習で改善を目指せる
レシーブは練習によって上達しやすい技術です。
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回の内容は、1人でも練習できますが
効率よく改善したい方は、
フォームや打点を実際に確認してもらうことも一つの方法です。
ベシバドでは、目的や課題に応じてレッスン形式を選べます。
- 日曜グループレッスン:1クラス8〜24名程度を目安に2面
- 平日テーマ別レッスン:練習内容により5〜12名程度
- 少人数レッスン・個人レッスン:通常グループとは別枠
目的や課題に合ったレッスン形式を選び、
フォームや打点の原因を整理しながら改善を目指せます。




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