サーブのコツ
バドミントンのサーブの打ち方コツ
バドミントンサーブの打ち方のコツです。
日本ではダブルスでのサーブの主流はグリップをバックハンドで持つバックハンドサーブです。
私個人的な考えは浮かなければ、フォアでもバックでも良いと思います。
しかし、これが指導する立場になると生徒さんがすぐにコツを上達する方を選びます。
あまり動作を大きくしないバックハンドで打つサーブの方が比較的に早く覚えられると思います。
初心者の人にしてみると窮屈かもしれませんが、コツ覚えると上達が早いのがバックハンドでのサーブなので、根気よく練習してほしいと思います。
種目によるサーブ
シングルスでのサーブとダブルスでのサーブでの違いを見ていきましょう。
バドミントンのサーブの種類
サーブにはフォアハンドで打つフォアサーブとバックハンドで打つサーブがあります。
私が2015年に世界シニアに参加した時は、イングランドやスウェーデンの女性の選手殆どの人がフォアサーブをしていました。
日本ではバックハンドでのサーブがダブルスでは主流です。
バドミントンのサーブは、ラリーの第一球目に必ず打つショットです。
対角に打つのも特徴です。
サーブのコツは浮かないことが一番ですが、最も良い方法があります。
そのサーブのコツをこのブログでは色々な角度からお知らせしていきます。
バドミントンのサーブのコツ(ダブルス編)
図のように赤からサーブを打つ場合は黄色の部分にサーブを入れることになる。
緑からサーブを打つ場合は青色の部分にサーブを入れる事になる。
反対側のコートから打つ場合も対角に打つことになります。
赤からサーブをしてもし、黄色の場所にサーブが入らない場合で相手が触らなければ「アウト」になり、相手側にポイントが1ポイント入ります。
ダブルスでのサーブのコツは初心者のうちはとにかくサーブをINさせることが重要です。
サーブがINすれば、相手がミスしてくれることもあります。
そして、中級者はある程度サーブが狙った所に打てるようになれば、浮かせないように練習してみてください。
また、同時平行で、中、上級者の人は同じフォームで色々な場所に振り分けたり、タイミングを相手に合わせないようにできればいいでしょう。
ダブルスでのサーブのコツ
- 初心者・・・サーブでINできるショットを増やす
- 中級者・・・サーブを沈められるように心がける
- 中・上級者・・・サーブで相手にタイミングをとらせない
バドミントンのサーブ(シングルス編)
シングルスでは、図のように赤からサーブを打つ場合は黄色の部分にサーブを入れることになる。
緑からサーブを打つ場合は青色の部分にサーブを入れる事になる。
反対側のコートから打つ場合も対角に打つことになります。
赤からサーブをしてもし、黄色の場所にサーブが入らない場合で相手が触らなければ「アウト」になり、相手側にポイントが1ポイント入ります。
ダブルスの色が塗られている部分が違うのがわかりますか?
コートサイドの部分はシングルスでは使いません。
つまり一人で動くのでコートが狭くなります。コートが狭いと感じた事はありませんが(笑)
それなので、コートサイドの色のない場所に打った場合「アウト」になります。
シングルスの関連記事
→ 桃田賢斗のリアクションステップ!フォア奥への移動からスマッシュ
シングルスのロングサーブとショートサーブ
トップ選手のシングルスを見ているとショートサーブからスタートすることが多いです。
では、もしあなたや教え子がシングルスでサーブを打つ時にショートサーブが良いのか、ロングサーブが良いのか。
これは非常に悩ましいところだと思います。
実際にロングサーブ・ショートサーブのメリット・デメリットを挙げていきましょう。
シングルスでのロングサーブのメリット
シングルスでロングサーブを打つメリットは以下の2つになります。
- 相手をコートの奧に追いやることができる。
- ジュニア低学年だと奧に来るとそこから返せる返球が決まって来ます。
シングルスでのロングサーブのデメリット
シングルスでのロングサーブのデメリットも考えていきましょう。
- 相手の返球コースと返球ショットの選択肢が増えるので、待ちが多くなる。
- サーブコントロールが難しい。
ロングサーブでの基本の打ち方を動画から学んでいきましょう。
シングルスでのショートサーブのメリット
シングルスでのショートサーブのメリットは以下の3つです。
- 相手にチャンスを与えないようにできる(最初からスマッシュなど打たせない)
- 相手の返球の選択肢が減る
- 相手の返球からの3本目のコースが限定されやすくなる
シングルスでのショートサーブのデメリット
シングルスでのショートサーブのデメリットについても考えていきましょう。
- ショートサーブが浮くとプッシュを打たれてしまう。
- 出だしから展開が早くなる(遅れ気味になる)
こういったところでしょうか。
シングルスではショートサーブをダブルスほど繊細に入れることが要求されないし、相手も1人で動かなくては行けないので、スレスレショートサービスラインで待つ人もごくごくわずかでしょう。
なので、シングルスでのショートサーブは今主流なのだと思います。
しかし、ロングサーブにも魅力はあります。
ロングサーブを打つことで相手を奧まで追いやることが一球目からできるのですから。
ジュニア選手や女子シングルスでもそうした展開からスタートして、有利にゲーム展開をする選手を見かけます。
なので、絶対にショートサーブがいい!ロングサーブがいい!というのはありません。
その人のプレースタイルにも関係してきます。ロングサーブを打つのが苦手、または、ロングサーブをすると次の展開がいつも大変と感じるならショートサーブを取り入れるのもありだと思います。
ジュニア選手でのサーブのポイント
ジュニア選手もサーブがしっかり入るようになると、ゲーム展開がガラッと変わります。その他ジュニアの関連記事はこちらからどうぞ
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次はシングルスロングサーブ2つのコツ
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コメント
サーブの打ち方に関して、手元・目線についてとても参考になりました。特にコルクの向きを変えて打つと飛ぶ方向が変わる、という解説からは直ぐにでも反復練習して取り入れていきたいという気持ちになりました。
日頃から次の事も気になっています。
それは、サーブを打つ時の胴体の向き・足の置き方・重心をどこに置くかです。
サーブを打つ際、サーブレシーブ以降の動きに備える為にどういう体勢がいいのかいつも迷います。
是非ご教授をお願い致します
のっこさん
コメントありがとうございます。少しでものっこさんの為になれて私もとても嬉しいです。
質問の内容ですが、ダブルスでの動きと想定して胴体の向きから解説していきます。
■胴体の向き
胴体の向きは基本は正面が良いです。
「コルクの向きをかえる」ことができると、胴体の向きをわざと替えて、コルクの向きで打つ方向を変えるというアレンジもできます。
でも基本は正面がよいでしょう。
■足の置き方
足の向きはも基本は正面です。
足の置き方は3つあります。
・両足を揃える
両足を揃えるとサイドの球にも触りやすくなります。のっこさんがコートカバーを多めにやる場合に良いのではないでしょうか。
・利き足を後ろ
3本目にネット前がヘアピンが来た時に、前に詰めやすい。
・利き足を前
ラケットを身体側に引けるため、テイクバックが取りやすい。ロングサーブが打ちやすくなります。
簡単な説明になりますが、このような特徴があります。
勿論その他の理由で足の位置を変えてるプレーヤーも多くいます。仲間と話をしてみると新しい発見がありますよね。
次に重心をどこに置くか。
これは前衛の役割を想像してください。
のっこさんが前衛にいて、ショートサーブを打ったのに、相手のロビングを後ろまで下がり取りにいかないと思います。
つまり、のっこさんのやらなければいけないことは、からだの付近とネットに切られるヘアピンの処理になります。
このことから、のっこさんがサーブの時に重心を後ろに保つと後衛との接触事故にも繋がりますし、パートナーに後衛から前に重心移動して打ってもらったほうが、威力あるショットが打てます。
ですから、良いのは垂直かやや前に重心があるのが良いです。
これはケースにより変わってきます。
のっこさんのサーブがよく沈められて相手もネットかロビングがないサーブレシーブであれば重心は前気味でネット前を潰しにいけます。
これが、プッシュが上手な相手やのっこさんのサーブが浮き浮きな日は、重心を垂直に保つと身体周りのショットの反応がよくなるでしょう。
身体の使い方はこのような解説で足りていますでしょうか。
ここからはシングルスでも同じ様なことが言えます。
上記のようなことをやる上でのシンプルな発想を持ってもらえるとサーブ周りは上手になります。
それは、のっこさんが「ショートサーブをその場所に打つ理由」を考えることです。
そこにサーブをすればパートナーにロビングが上がりやすいからとか。
そこにサーブをすれば3本目の処理を私自身でできるからとか。
そこにサーブするとここにしか返球がこないからとか。
理由を考えると、相手の心も読めたり、パターンがわかってきます。
また、打った後にラケットをフォア側に上げておくと相手の打つコースが変わったりします。
多少サーブが浮いても自分の想像どおりにラリーが進みます。
なので先手を常に打てている状態なのです。
「そこに打つ理由」を考えながら妄想してみると更にバドミントンが楽しくなると思います。
一緒にがんばりましょう。
私は、初心者です。
サーブのコツなどは分かったのですが、毎日、何回ぐらい練習すれば良いのですか?
アイリスさん
コメントありがとうございます。
100本なにも考えないでサーブ練習をするより、1本でも集中してサーブ練習することで上達すると思います。
例えば、10本中6本入れたらサーブ練習を終わりにする!とか
5本打って全部インできたらサーブ練習を終わりにする!とか
なにかこうした目標を設定してみてはいかがでしょうか?
ロングサーブが遠くまで飛びません。遠くまで飛ばすコツを教えてください!
エルモさん
コメントありがとうございます。
ロングサーブが遠くまで飛ばないのには、色々原因があると思います。
エルモさんがどういった構えでというのが見えてこないので、よくあるロングサーブが奥まで飛ばない人の特徴ということで解説をさせて頂きます。
ロングサーブを打つ時にシャトルを構えている場所が体に近い。(テイクバックができる位置が良い)
ロングサーブを打つ時に肩を支点に打っている(ヒジを支点にするとよい。最終的には手首のみでも飛ばせるようになります)
ロングサーブを打つ時に力んでいる。(力んでいるより、リラックスしている方が奥まで飛びます)
こんなところでしょうか。
どれか当てはまるのであれば改善してみてください。
ラケットの持ち方がわからないので教えて下さい
アイさん
コメントありがとうございます。
バドミントンラケットの持ち方ですが、どのような時を想定した持ち方をしりたいかによります。
ダブルスでのサービスやシングルスでのサービスは異なりますし、バックハンドでのサーブ・フォアハンドでのサーブも異なります。
なので大きく2つにわけて記します。
フォアハンドでサーブの場合は基本『握手』をイメージした握りでよいです。
バックハンドでサーブの場合には基本フライパン持ちのように握ることでよいです。
サーブプッシュのコツを教えて欲しいです!
コメントありがとうございます。サーブプッシュのコツですね。
この記事はサービスの記事になりますので、次回以降はカテゴリに合っている場所でコメントをいただけると皆さんも見やすいのでお願いいたします。
サーブプッシュをする時にネットに引っかかる1つの理由としてコルクの向きが関係しています。
相手がサービスでシャトルと打ちます。その時ネットに向かいコルクは上向きに飛んできます。
飛んで来たシャトルを捉えるときにコルクが上を向いた状態でサーブプッシュが打てればネットにひっかけにくくなります。
逆にシャトルが下向きになったときはネットにひっかかりにくくなります。
私は中学一年生の女子です。
ショウトサーブは出来るのですがロングサーブが出来ません。
「空振り、ネットに引っかかる、コートから出る」
先生からは、シングルスではショウトサーブではなくてロングサーブをしてくださいと言われます。シャトルを持っている手を伸ばす。など色々試してみましたがやはり変わりません。9月30日に試合に出られるかどうかの総当たり戦をします。この大会は私にとって大きく変われる所だと思っています。なので、出来るだけ早くアドバイスをくれると嬉しいです。
以上です。
sosさん
ロングサーブはフォアでのサーブでしょうか。
一応フォアサーブでの想定でお話をします。
体に近い場所からシャトルを落下させて、ラケットに当てようとした場合、ラケットが思うように振れないことが多くなるため、ロングサーブが難しくなることが多いです。
なので、右利きならば、左手の位置を今よりシャトル1〜2個ぶん外側にセットして、そこからシャトルを落下させて当てられるようにしてみてください。
短期的なことでは、このような意識が大切です。
長期的なことでは、今現状で素振りが安定していないのが理由かと思います。
素振りをしていつでも同じところで当てられるように、ロングサーブの素振りを行うことも、最終的には良いことだと思います。